剣山:誰でも気楽に登れる百名山をあえてストイックに登る~ルート・見どころ紹介~

登山ルート

日本百名山の一つで、四国は徳島にそびえる剣山。ロープウェイを使えば、山頂まで1時間程度で気軽に登る事ができます。

山頂が広く、混雑しない。ファミリーハイキングやカップルデートにぴったりの山。

開けた稜線を、手軽に歩くことができます。まるで、森林限界を超えた高山の稜線を歩いているような気分。

しかし、あえてこの山にストイックに挑戦する。

百名山だから是非とも登りたい。登山口まで何時間もかかるのに、1時間程度の工程では物足りない。
このように考えるわたしと同じような登山者は多いのでは?

そこでストイックなルート設計を行い、実際に登ってみた。剣山ならではの見どころ、穴場スポットをできる限り詰め込んだ工程になりました。実際に登ったコースと見どころを紹介します。

徳島の名峰剣山の魅力を120%味わえるルート。焼肉食べ放題の一番高いコースのようなルートだ。
それでは、紹介していこう。

登山工程の概要

【登山口】見ノ越
【距離】12 km
【高低差】555 m
【タイム】5時間
【歩くペース】0.6~0.7  ※山と高原地図記載の標準ペースを1としたとき
【危険箇所】なし
【見どころ】刀掛ノ松、キレンゲショウマの群生地、行場、穴吹川源流、一ノ森、立ち枯れ木、剣山山頂、次郎笈

実際のルートの見どころ

見ノ越登山口から登り始めます。30分ほど歩くと、リフト西島駅に到着。リフトを使用すると、大人往復1,900円なので、単純計算で時給1900円の山登りだ(笑)

刀掛の松

リフト西島駅から15分ほどの刀掛ノ松に到着。刀をかけるもの?に似ていると言われれば似ている。

刀掛ノ松を左に入るとキレンゲキョウマノ群生地と行場に到着します。キレンゲショウマは、国の絶滅危惧種に指定されている高山植物で見頃は8月上旬~中旬。これだけ多くのキレンゲショウマの群生を見られるのは全国でもここだけ。

今回のルートでは、群生地の前を通ります。しかし今回は開花の時期ではなかったため、見ることが出来なかったです。お盆時期に再挑戦したい。

行場は、神社や鎖場があるエリアです。鎖場を登ってそのまま山頂に行く事もできます。今回は、一ノ森にも登りたいため、スキップ。ちなみに、登った後に迂回路で鎖場のスタート地点へ戻ってくる事もできるみたいです。

トラバース道を進む。道幅はあるので、初心者でも安心して歩けます。ただし、油断は禁物です。行場から30分ほどで、開けた稜線に出る。

次郎笈(左)と剣山山頂(右)

一ノ森に到着。森と言いながら木は無く、クマザサに覆われた小さなピークです。右手に剣山、左手に次郎笈が見渡せる穴場スポットになっています。片一方づつ見ることは多々あるが、2つ同時に見ることは珍しい。ここまで、長い道のりを歩いてきたご褒美になるでしょう。

二ノ森へ続く道

二ノ森に到着? 正直ただの通過点(笑) 手前から見ると、立ち枯れ木に覆われてます。クマザサの中のオアシスのようで、良く言えばワンパターンな稜線の良いアクセント。

剣山山頂

気持ちの良い稜線歩きを経て、剣山山頂到着。稜線歩きで体力消耗しないのは、きっとわたしだけではないと思います。

山頂は、クマザサを保護のため、かなりの範囲にわたって板が張り巡らされています。ここから、一気に人が増えるが広めの山頂なので、お昼ご飯もゆったりと食べれるでしょう。後ほど、次郎笈に登るのであれば、軽食程度にとどめておくのがおすすめです。

剣山山頂から望む次郎笈

またまた、気持ちの良い稜線歩きを経て次郎笈へ。剣山山頂から次郎笈へ向かう際の下りは、急な斜面で細かい砂で滑りやすいため注意。気を付けて入れば、初心者でも難なく下れます。

ここで、お昼ご飯を食べるもよし、剣山山頂に登り返してお昼ご飯を食べるもよし。わたしは、山頂の山小屋で登山バッチを買い忘れたため、登り返しました(笑)

下山。きれいに整備された登山道をファミリーやカップルがたくさん登ってきます。

以上。徳島の名峰剣山のストイック登山でした。

まとめ

今回は、最短1時間で登れる名峰剣山をあえてストイックに5時間のルートで登ってみました。キレンゲショウマの群生地や行場、一ノ森など見どころがたくさんあるルートです。

1時間じゃ物足りないよという方は、是非このルートで登ってみてください。

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