大和葛城山は、大阪と奈良の県境に位置している関西百名山。
初夏のツツジ、秋のススキ、春にはカタクリ・ショウジョウバカマの群生が有名な、一年中楽しめる山です。山頂までロープウェイが通っているので、観光にもおすすめ。
今回は、GWに登ってきました。
天狗谷道でプチ沢登り気分
登るルートは色々あるが、ちょっと普通の登山道に飽きてきた初心者におすすめの天狗谷道を登る。
下りは、ダイヤモンドトレールで。
なぜおすすめなのか。プチ沢登り気分が味わえるからです。沢に沿って登って行くので夏でも涼し気です。
何回も沢を渡ります。基本は、沢沿いを歩くルートですが、何度も沢を渡ります。渡る場所の水深も20cmくらいで、幅2mくらい。水量も多くないので、全く難しくないです。
沢登は、一般的な登山道と比べ危険が多く難易度が高いとされるが、天狗谷道は整備が行き届いており、危険箇所はない。
虫も比較的少なく、ヤマビルもいない。
全くの初心者がGPSも持たずにソロで立ち入ることはやめておいた方が良いが、それ以外の人であればだれでも登れるルート。
4月上旬~下旬にかけて、天狗谷道の後半地点で、ショウジョウバカマの群生が見られます。西日本で最も有名な群生地だと思います。
360度のパノラマと真っ赤なツツジが絶景の大和葛城山山頂
山頂からの眺めは、大阪平野と奈良盆地・大阪府最高峰の金剛山が360度一望できる大パノラマです。大阪の山で一番眺めが良いですね。金剛山よりも圧倒的に眺めが良い。
山頂には、ポストもあります。ここから投函しても、きちんと集配してくれます。山頂の看板と真っ赤なポストがなんとも映えです。
真っ赤と言えば、山頂のツツジ園です。5月中旬から6月上旬までが見頃です。何本・何万本植わっているか分からないほどのツツジの数。山頂が真紅で埋め尽くされます。
また、山頂近くまで、ロープウェイや林道が通っているので、山頂周辺は観光地化されています。トイレや自動販売機はもちろん。山頂ロッジがあり、食事・入浴・宿泊ができるようです。このロッジは、カモ料理が有名ですよ。
下りはダイヤモンドトレールで
下りルートに選んだダイヤモンドトレールですが、かなり良く整備された登山道で非常に足元が安定しています。しかし、斜度が急な上にずっと階段なので、膝に負担がかかります。まるで生まれたての子鹿のように震えてきますよ。。。
水越峠からは、舗装された車道を20分~30分歩いて、駐車場所に戻ります。
登山ルート情報
【登山口】天狗谷道登山口
【標高】959m
【距離】7.5 km
【高低差】570m
【コースタイム】3時間30分
登山口へのアクセスと駐車場
さわんど茶屋の前の道に路駐できるスペースがあります。100台くらいは、停める事ができます。さわんど茶屋は、現在閉鎖中なので、茶屋の敷地内に車を停めないでください。
大阪駅(梅田)や奈良市中心部からは、車で一時間ほど。
登山口は、上記地図のピンあたり。駐車場所から車道を歩き橋を渡った右手の道に入っていく。
まとめ
360度のパノラマと真っ赤なツツジが絶景の大和葛城山に登ってみたくなりましたでしょうか。登りは天狗谷道で気持ちの良いプチ沢登り気分が味わえます。天狗谷道は、沢沿いを登るため夏でも涼しげで気持ちがいいですよ。
4月には、カタクリやショウジョウバカマの群生が、5月には真っ赤なツツジを見ることができます。11月にはススキと一年中楽しめる山です。
奈良・大阪からアクセス抜群なので、暇な週末に登ってみてください。
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