初登山で「富士山」吉田ルートはダメ!プリンスルートで登れ

登山情報

吉田ルートはコスパが悪い

日本の山と言えば、真っ先に浮かぶのが富士山。日本一高い山、初心者の方でも登りやすく年間20万人が登る。世界遺産。登山に興味はあまりないけれど、一生に一度は富士山に登ろうと考えている方は、多い。初め富士山に登ってから、良さそうなら登山を続ける人もいるだろう。

まず、ほとんどの人が吉田ルートを登ろうとする。

全くの間違いである。吉田ルートはおすすめしない。富士山登山はプリンスルート一択だ。

これは経験者にも言える事だが、初心者には特にいえる。初めての山が富士山かつ吉田ルートだった人は、その後山に登らなくなる。経験上も同様の傾向を示す。なぜなのか。非常にコスパが悪いルートであるからだ。

富士山登山の魅力が相殺されるルートと言っても良い。悪い所が多すぎる。

特に初登山は、分かりやすく楽しまなければならないのである。入社式でビシバシしごかれる会社に入社したいだろうか?コピー&ペーストだけが仕事の会社は果たして楽しいだろうか?答えは、Noだ。

見どころがないと言っているわけではない。お鉢巡りや独立峰ならではの眺めなど富士山特有の魅力はたくさんある。

でも、やはり初登山には向かない。デメリットが多すぎるのである。

  • 登山道が単調で、景色がほとんど変わらない。
  • 山梨県側(太平洋と反対側)から登るので、視界が山だけ。
  • ひとがとにかく多い。渋滞ができるほどである。
  • 山小屋の劣悪さ。日本の山小屋の中でトップを争うレベルである。

これに対してメリットが、独立峰ならではの眺めや日本一高い山に登ったという達成感程度。
正直、他のルートでも味わえるメリットだ。

では、どうすればいいのか?プリンスルートで登ればいい。

富士山登山は、プリンスルート一択

大砂走り、中央のピークは宝永山

富士山に登りたいとなったら、プリンスルート一択である。正直そこまでメジャーなルートではない。しかし、プリンスルートで登った人は、当然のように他の人にもおすすめするようになる。

皇太子殿下がこのルートで登ったことで、プリンスルートと呼ばれている。忙しい皇太子殿下に富士山の魅力を最大限に感じてもらいたいという願いが込められたルートであることは間違いない。つまりこのルートが最も富士山の魅力に触れられるのである。

プリンスルートは、富士宮5合目(静岡県側)から登り始める。富士宮6合目から宝永山の火口を通り御殿場ルートに連絡する。御殿場ルートから山頂へ、お鉢巡りを経て、下山。下山時は一歩で3m進める有名な、大砂走りを通るルートだ。

どのような魅力があるのか。

  • なんといっても人が少ない。
  • 人は少ないが、山小屋はしっかりと整備されている。
  • 静岡県側の富士宮5合目から登るので、太平洋・駿河湾と静岡の街並みが一望できる。
  • 宝永山の火口ど真ん中を通る。
  • 宝永山火口では、巨大な岩が斜面を落下するところが見れる。(安全な位置から)
  • ルートの頂上から富士山最高点の剣ヶ峰が最も近い。(吉田ルートは最も遠い)
  • 一歩で3m!大砂走りを走って下山

ざっと、これだけの魅力がある。富士山の魅力すべてと言っても過言ではない。

まとめ

富士山登山でもっとも有名な吉田ルートは、おすすめしない。人が多いというデメリットがあるからだ。登るとするならば、プリンスルート一択。人が少なく、宝永山火口や大砂走り・駿河湾を一望できるなど、魅力がたくさんあるルートだからだ。

新型コロナウイルス変異株が猛威を振るっている中で今年の富士山登山もどうなるか分からないが、富士山に登る際はプリンスルートを使ってみてほしい。

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