雷鳥の具体的な遭遇率は?

出会える動植物

遭遇率は14%!

雷鳥は、2,400m以上の高山帯に生息している超激レアカードのような希少価値の高い鳥です。日本でライチョウに遭遇できる山は、日本アルプスとその周辺の山の限られたエリアだけです。それゆえに、雷鳥を一目見る事は、初心者登山家にとっての夢・目標になり得ます。したがって、以下のような思いを持っている人も少なくないでしょう。

「雷鳥を見たいけど、そんなに頻繁に日本アルプスに登山にいけない。」
「たまに登るだけなら、どれくらいの確率で遭遇できるの?」
「インターネットでは、遭遇情報がたくさんあるけど、実際どうなの?」

結論からい言います。

10~20%ほどの確立で遭遇する事ができます。

実際に登った事のある山で、雷鳥が生息している山は以下の7つ。白山、立山、槍ヶ岳、燕岳、甲斐駒ヶ岳、木曾駒ケ岳、常念岳です。この中で、常念岳に登っている時に遭遇する事が出来ました。

遭遇率は、7分の1なので14%といったところです。

実際のところ、わたしや登山仲間の体感では、10~20%の範囲に収まる程度でしょうか。しかし、インターネットで検索するとある事に気が付くと思います。みんな雷鳥との遭遇率高くない!?と。そんなわけないだろ!と。現実は、上記のとおりです。やはり運しだいです。

それでも雷鳥に出会いたいですよね。以下では、雷鳥にどのような状況で遭遇したのか、遭遇するための条件を紹介していきます。

虫網で捕まえられる距離の雷鳥

天気は、くもり。時期は、まだまだ残雪があるゴールデンウィークの北アルプス常念岳。前日から車中泊し、朝一で常念岳の頂を目指した道中でした。山頂直下の登り直前の最後の小休止場所。そこで2羽の雷鳥に遭遇しました。虫網を使えば捕まえれるのでは?と思うほどの距離でした。
雷鳥は国指定の特別天然記念物です。実際に捕まえてしまうと、自分が捕まる事になるかも(笑) 静かにやさしく見守りましょう。

遭遇しやすい条件は、たったこれだけ

  • 2,400m以上の日本アルプスの高山帯である事
  • 人が少ない事
  • くもり等の悪天候
  • ハイマツが近くにある事

上記の4つが、そろうと雷鳥に出会う確率が上がります。すなわち、くもりの日に、朝一で日本アルプスの山に登るのがベスト。わたしが出会ったのもこの条件の時です。天候が悪い時に遭遇しやすいのは、まさに雷鳥の名の通りですね。

まとめ

雷鳥に遭遇する確率は、10~20%です。わたしは、くもりの日に朝一で常念岳に登って、手が届きそうな距離で雷鳥に遭遇する事が出来ました。
せっかく、日本アルプスまで遠出したのにくもりか、、、と落ち込まないでください。むしろ雷鳥に出会う絶好の機会です。ぜひ、テンションを上げて、希望を持って山に登ってください。
きっと、愛らしい雷鳥に出会えるでしょう。

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